【 ふるさと納税とは 】


 個人の税金の納付先の話です。所得税は国に納付するので、現住所がどこにあっても関係ありません。では、住民税はどうでしょうか。住民税は現住所の都道府県、市区町村にしか納付できませんでした。

 ふるさと納税とは、成長して生まれ故郷を離れても、その地域に貢献したいという気持を、現住所の都道府県、市区町村に住民税を納付する代わりに、ふるさとの都道府県、市区町村に住民税を納付できるようにしたものです。

 もう少し正確に言うと、ふるさととは自分が選んだ任意の地方自治体(都道府県、市区町村)のことです。また、そこには納税するのではなく寄付をします。その代わりに寄付した額のかなりの割合の額に相当する現住所の都道府県、市町村の住民税が軽減されます。

かなりの額とは、家族構成、年収、寄付金の額で違いますので、総務省のHPをご覧下さい。


http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html


 ん? では、今回の大震災の被災地の地方自治体に直接ふるさと納税をしたらどうなるでしょうか? ふるさと納税とは先に書いたように寄付です。制度の適用を受けて住民税の特例控除額(上記のHPを参照して下さい。)の分だけ、住民税が軽減されます。

 善意の寄付ですが、寄付先によって住民税の税額控除額が大きく異なってきます。



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