【 寄付金控除とは 】


 個人が日本赤十字社やNHK厚生文化事業団などに寄付をしたときには、その個人の税金はどのようになるでしょうか?

今年の東日本大震災に対していろいろなところで寄付をした方も多いと思います。寄付金控除の対象となる寄付先(特定寄付金)に対して寄付をして、その寄付先から領収書、証明書をもらい、それを所得税の確定申告書に添付して、税務署に提出した場合には次の控除が受けられます。


  1. 1.所得税・・・所得控除が受けられます。所得控除とは医療費控除のように、所得から差し引いてくれます。ただし、2千円の足切りがあります。たとえば、年間で1万円の寄付をすると、そこから2千円を引いた8千円が所得から控除されます。所得税の税率は最低で5%ですから、5%の場合には8千円×5%=400円の税金が還付されます。還付されるとは納めた税金が戻るということです。


  2. 2.住民税・・・税額控除が受けられます。税額控除とは納めるべき税金から差し引いてくれます。ただし、2千円の足切りがあります。たとえば、年間で1万円の寄付をすると、そこから2千円を引いた8千円に住民税の税率の10%(すべての人が同じです)をかけた800円の税金が減じられて納付することになります。



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